【保存版】足の甲(足背部)の痛みの原因と対処法|歩くと痛い、押すと痛い方へ

「歩くと足の甲が痛い」
「靴を履いたときに足の甲が締めつけられる」
「押すとズキッと痛みが出る」

そんな症状に悩まされていませんか?

実は、足背部(足の甲)は、日常生活のなかでも負担がかかりやすいデリケートな場所。
痛みが出ると、歩くたびに不快感を感じたり、日常生活に支障をきたすこともあります。

この記事では、足の甲の痛み(足背部痛)の主な原因と、今すぐできる対処法をわかりやすくまとめました。
つらい足の甲の痛みにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください!


目次

足背部(足の甲)の痛みの原因とは?

足背部の痛みは、単なる疲れや筋肉痛だけではないことが多いです。
以下のような原因が隠れている可能性があります。

1. 靴の締めつけによる圧迫

スニーカーやランニングシューズをきつく締めすぎることで、足の甲にある**深腓骨神経(しんひこつしんけい)**が圧迫され、痛みやしびれを引き起こすことがあります。
この症状は「スニーカーレース症候群」とも呼ばれ、スポーツ愛好者にもよく見られます。

【ポイント】

  • 第1趾と第2趾の間にしびれが出ることもある
  • 靴の締め方を見直すだけで改善するケースも

2. 足の関節や骨への負担

足の甲には、中足骨(ちゅうそくこつ)という細い骨が並んでいます。
長時間の立ち仕事や運動、ジャンプ動作が続くと、中足骨に微細な損傷(疲労骨折)が起こることもあります。
また、リスフラン関節と呼ばれるエリアに炎症が起きると、強い痛みが出ることも。

【チェックポイント】

  • 押すと局所的に強い痛みがある
  • 腫れや熱感がある場合は早めの受診を

3. 足首(距腿関節)の可動域制限

足首を背屈(つま先を上げる動き)する際、本来なら**距骨(きょこつ)**が後ろに滑る動きが必要です。
しかし、何らかの理由でこの後方滑りが制限されると、歩行時や運動時に足の甲の前側の組織が引っ張られ、痛みを感じることがあります。

【注意点】

  • 足首の硬さがある人は要注意
  • 足背部だけでなく、ふくらはぎやアキレス腱にも負担が波及する

足の甲(足背部)の痛みに対して今すぐできる対処法

● 靴のフィッティングを見直す

靴紐をきつく締めすぎていないか、まずはチェックしてみましょう。
特に、足首近くの部分は、少し余裕を持たせると神経への圧迫が軽減します。

【おすすめ】

  • 甲部分だけ少し緩める「段階締め」を試す
  • インソールで足のアーチをサポートするのも有効

● 足首の柔軟性を高めるストレッチ

距腿関節の可動域を改善し、足背部へのストレスを減らします。

【簡単ストレッチ】
① 壁に手をつき、片足を後ろに引く
② 後ろ足の膝を伸ばし、かかとを床に押しつける
③ アキレス腱〜ふくらはぎが伸びる感覚を10秒キープ
④ これを左右10回ずつ

※痛みが出ない範囲で行いましょう。

● 筋肉と神経のリリース

前脛骨筋(すねの筋肉)や、長趾伸筋、長母趾伸筋をやさしくマッサージし、緊張をほぐします。
また、足首を軽く動かして、神経の滑走性(神経が周りの組織の中をスムーズに動くこと)を促す「神経モビリゼーション」も効果的です。

【簡単な神経モビリゼーション】

  • 座った姿勢で、足を底屈→背屈とゆっくりリズムよく動かす
  • 痛みが出ない範囲で10〜15回を目安に

まとめ|足の甲の痛みは早めのケアが大切です

足の甲(足背部)の痛みには、

  • 靴の締めすぎによる神経圧迫
  • 中足骨やリスフラン関節の負担
  • 足首(距腿関節)の可動域制限 など、さまざまな原因が絡み合っています。

まずは、靴のフィット感を見直し、足首の柔軟性を高めることから始めてみましょう。
それでも痛みが続く場合や、腫れ・強いしびれを感じる場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。

あなたの足が軽やかに動くよう、しっかりケアしていきましょう!

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